パパ30年ぶりの読書感想文(5)~逃げ出す勇気 自分で自分を傷つけてしまう前に ゆうきゆう~
「セクシー心理学」…ご存知でしょうか。ぼくがネット始めたばかりの頃に好きでよく見ていたサイトなんです(アダルトサイトとかじゃないですよ笑)。
心理学やメンタルがどうとかってサイトなのに、やたら遊び心あふれたページなんですよねこれがまた。
当時から「この人なにしてる人なの?名前もなんかふざけてるし、実在する人間なんだろうか」と思っておりましたすみません。
ちゃんと開業していらっしゃる、しっかりとした精神科医の先生だったんですね。
「スーパーリアルRPG」好きだったなあ…。
http://sinri.net/n/srrpg-log1.htm
「逃げる」って、イメージとしてはどうしてもネガティブですよね。なぜ「逃げる」という言葉にはネガティブイメージがついて回るのか?
それは「小さい頃からそういう固定観念にさらされてきたから」に他ならないと思うんですよ。
逃げるのは負け。
逃げるのはカッコ悪い。
逃げるのはいけないこと。
逃げるのはダメ…
でも「なぜか?」って問われると、意外とはっきり答えられない気がします。
逃げると何がダメなのか。「ダメだからダメなんじゃないの」みたいな。
あるいは
「逃げるようになると、逃げ癖がつく」
「逃げずに解決しないと、また同じ問題に直面した時にまた逃げ出してしまう」
といった理由を挙げる人も多いですね。
それらにしても根拠のない説のような気もしますし、また同じ問題に直面する日が来るのであれば、そこに備えてレベルアップしておけばいいって考えもありな気がします。それこそ、逃げ出した後にでもね。
心を病んだり自分を傷つけたりするよりはいいんじゃないでしょうか。
☆
逃げ出した先は、必ず今よりも低いところになってしまうのだろうかというと、必ずしもそんなこともないのでは、と思います。
そしてこの本からは思い込みや精神論、常識にとらわれず「自分の身を守る方法」を、楽しく読み進めながら得ることができます。
メンタルの持ち方や気持ちの面でのいい感じの力の抜き方。
人からの悪意や攻撃のかわし方、言葉の受け取り方や受け流し方のテクニック。
親しみやすい事例をうまくからめながら、わかりやすく紹介してくれます。
飾り気のない表紙とは逆に、とても読みやすく、なにより筆者の読者に対する愛情がとても強く感じられる本ですね。
☆
その中から実にヤバくて面白いお話がありましたので、紹介できればと思います。それは…
(抜粋)
心の中に「永遠の美女(美男子でもOK)」を常駐させるという方法があります。
☆
…とのこと!何か嫌なことがあった時にはその理想の永遠の美女に「大丈夫だよ」「大好きだよ」と声をかけてもらい自分の精神を安定させていくという、なんともクリエイティブなテクニック!
ぜひあなたも、理想の異性とともに平穏な生活を送ってみてくださいませ。
ぼくも誰か心に住まわせてみようか。
妻には秘密にせざるを得ない禁断の技ですね。
☆
どうですか?
ちょっと読んでみたくなりませんか?
仕事や人間関係に疲れた人。
未来に希望が持てずにいる人。
現状がいやでいやでしょうがない人。
変わりたい人。
そんな人に、特におすすめしたい一冊でした。