パパ30年ぶりの読書感想文(10)~発想をカタチにする技術 吉田照幸~
「あまちゃん」「サラリーマンNEO」を手掛けたプロデューサーさんによる「発想」をテーマにした一冊。あまちゃんもサラリーマンNEOも知らなかったぼくですが、とても楽しく読めました!
なんかもう「発想」というものへのどん欲さが半端じゃない。「どうしたら面白くなるのか」を渇望し発されるエネルギー!
具多的なテクニックがあったので、紹介します。
これ面白いんですよ。やってみたくなります。
①直感を刺激するリサーチ
②直感を具体化するリサーチ
③さらに深める内的リサーチ
特に①。アイデアが見つからないときに、自分の心をからっぽにして、何か面白いものないかなーと本屋やYoutubeをめぐるというもの。自分でも気づいていない自分の中にある面白いものや、やりたいことをリサーチするプロセスだと著者は言います。「些細なことや馬鹿なことを見逃さないでください」というのがポイント。
Youtubeよく見るのですが、見る動画ってどうしても傾向が生まれますよね。たとえばぼくならブレイクダンス、起業、ワイン、自己啓発、メンタリズム…
全然興味も関心もない動画にたどり着くことはほぼありませんが、今まで興味もなかったものの中に、もしかしたら面白いアイデアを思いつく種が眠っているかもしれない。自分でも気づかなかった自分の可能性があるかもしれない。
本屋もそうですね。図書館よく行きますが、見るコーナーは料理レシピ、ワイン、ビジネス書籍あたりがメイン。ふらっと目を向けたことのない棚に立ち入ってみるのも面白いかもしれません。
本はいいですよ。著者も「あれだけの知識や世界が、あれほどコンパクトにまとまっている空間はない」と言っています。
☆
さらに「どうしたら直感が舞い降りてくるのか」という話も載ってます。
①起床したら5分間待つ
朝起きた瞬間に何を思考するかの重要性は、ライフコーチのクリス・モンセンさんや、メンタリストのDaigoさんも説いておりました。
②違う自分を試す
リスクをとることの練習として「普段しないことをしろ」と、ホリエモンこと堀江貴文さんも言ってました。「明日の朝ごはん、コンビニでアイス買ってください。朝アイスする人なかなかいないんで」と。
③カレーを作る(開き直る)
カレーを作る?
④本屋に行く
本屋いいですねー。紙のにおいもいい。
⑤溜まっているものを吐き出す
絶対に止まらずにノートに書きつける。これやってみましたが気持ちがいい!自分の夢中になっているものに対してひたすら向き合えるので、あっという間に時間がたちます。
ほかにも、強豪ひしめくTV業界で自分のやりたいことを通すための交渉術や会話術といった内容も。モチベーションの上げ方や「すり替え」「ブチ切れ」などちょっとずるい心理術を使った、人を動かす方法なども載っており、そのあたりの話も面白い!
序盤「この番組知らないからなー、あんまよくわからない本かもなー」と思いながらパラパラ読んでいたのですが、最終的にかなり楽しめました!
そして「サラリーマンNEO」「あまちゃん」見てみたくなりましたね!