パパの読書感想文(22)~人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない 藤田晋・見城徹~
ひとつのテーマに対して
「サイバーエージェント代表取締役社長 藤田晋」
両氏が寄稿した原稿を編纂した1冊。
タイトル、珍しいですよね。読んだことはなくともこのタイトルだけは聞いたことある!…という人もいらっしゃるのではないでしょうか。
なんか一時期話題図書になっていたような。
打ち出された数あるテーマのうちのひとつが本書のタイトルにもなっている「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」なんですよ。
両氏はこれらのテーマにどんな答えをぶつけるのか?或る話題に対しての回答がふたりとも一致したり意見が分かれたり…と、ある意味多角的な視点が持てそうな感じがしますね。
お二方とも自身の会社を背負って生きている御仁。
一癖も二癖もある社長ふたり。
掲げられたテーマに対してどんなジャッジを下すのか?
なーんて視点で見てみてもなかなか参考になるものがあります。
一つ紹介すると、見城氏の「明日の朝ではもう遅い」というテーマに対して寄せたエッセイは、『思いを寄せている女性から電話で愛を告げられて、その夜のうちにタクシーに飛び乗り20万かけて女性のもとに駆け付けた』というものでした…ww
テーマの選び方もなかなか面白い。「悪名は無名に勝る」「絶望しきって死ぬために今を熱狂して生きろ」とかね。
悪名は無名に勝る。
なんか良くないですか?この言葉。
これからぼく自身もいろいろやっていって名前が知られていくにつれ、攻撃されたりアンチがわいたりすることももしかしたらあるかもしれません。そんな時はこの言葉を思い出そう。
もともと先日読んだ藤田晋氏の「起業家」が面白かったので他の著作も読んでみたい!と思ったのがきっかけで手に取った1冊ではあったのですが、この本に関して言えば見城徹さんの書く文章の方が面白かったかもしれません。
個人的にはですが。
そういえば藤田晋氏「起業家」の中で触れられていた「すべての創造はたったひとりの熱狂から始まる」というフレーズも、この見城氏の言葉だったのですね。
この一文は強く心に残っております。
いま、自分のしたいと思っていることは熱狂に値することだろうか。
目標に対して「熱狂」と言えるほどに没頭できているだろうか。
見城徹氏の著書「たった一人の熱狂」もゲットしたので、読んでみようと思います。