パパの読書感想文(25)~96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術 北岡秀紀~
この手の本を読んでると「Yosukeは稼ぎたいの?」と聞かれます。妻からなど。
別にそういうわけじゃあないんですよね。
単純に、効率が悪いことを改善したい。
知らなかったスキルを獲得して、今よりうまく物事を進めたい。
物事や仕事がスムーズに進むことで、ストレスを減らしたい。
ストレスを減らすことで脳や心のリソースに余裕を持たせ、好きなことややりたいことに没頭したい。
好きなことに没頭することで自分を高めたい。
結果、自分の未来をデザインしていきたい。
なりたい自分になっていきたい。
と、そんなところです。
それはさておき、著者が主張するのは「96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術」とのこと。たしかに「メールは即レス」「大事な要件は電話で」など多くの人が意識してやっていることに対してNOをつきつけていきます。
著者の言葉に「確かに!」と思うものもあれば「そうかなー?」と思うものもあったり。とはいえ自分の仕事のしかたやスタイル、なにか起こった時への対処方法などについてあらためて見直すいいきっかけにもなると思います。
さて「破るべき常識」の中で個人的に気になったものを以下にいくつか挙げてみました。
☆
「同じ業界からパクれば泥棒扱いだが、他の業界からパクれば革命児扱い」
・事例は、毎月自動引き落としで5000円の会費を取るレストラン。
「裏メニューを頼む権利」「常連パーティに参加する権利」がもらえる。
…これは「フィットネスクラブの月額階位の仕組み」をスライドさせたものとのこと。
「赤字の広告はやめない」
・お客さんは「商品を一回買って終わり」ではない。
複数回購入を想定して広告効果を測定しよう。
計算方法は…「一定期間の新規客から得られた粗利の合計÷一定期間の新規客数」
リピート獲得にもなるよ。
「ポジティブ思考はやめる」
・よく言われる「コップに水が半分入っているとき、まだ半分もある」ととらえる人。砂漠ならあの世行きです…
「継続は力なり」ではなく…
・継続と反復によりはたして効果が出ているのかを確認すべき。習慣ゆえの不要な継続反復は止めよう。惰性。そのためには仕事の棚卸が必要。
☆
…などなど。
以上は一例ですが著者なりの切り口で「常識とされていること」に対して別の見方を示してくれますね。
「目からうろこが落ちた!」ってほどのものが得られるかどうかは人それぞれかと思いますが、自分なりのやりかたや哲学をある程度持って働いたり生活したりしている人は読んでみるのも面白いかも。逆に別の視点があることに気付けるかもしれません。
著者いわく…
先延ばしは、してもよい。
人脈を作れという常識を疑おう。
仕事は完ぺきにしなくてもよい。
起業はリスクが高い、という常識を破る。
強い意志があっても、夢はかなわない。
人のために尽くす必要はない。
「ちょっと気になるな…」という方、よろしければご一読くださいませ!