WINEBREAKER ワインブレイカー

ソムリエ資格を持つyosukeの、ワインのまめちしきやソムリエ試験対策紹介ブログ。

【試験対策 A.O.C.講座 第2回】ボルドー地区の「格付け」と「A.O.C.」はここを覚えよう。~その①~

f:id:sommelier-yosuke:20200403225400j:plain



「ワインといえばボルドーだ」
「いや、ブルゴーニュこそ至高だ」
 
なんていう言葉を聞くことがあります。
 
世界的に見ても「ブルゴーニュ」と双璧をなす2大産地と言えるであろう「ボルドー」。
 
「いまさら聞けないけど、そもそもボルドーブルゴーニュってなんの名前なの?」
 
といったところから解説し、「ボルドー地方のA.O.C.」を実感しやすく覚えられるよう配慮しお話させていただきました。
 
 
 
・フランスの中の、ボルドー地方。
 
ボルドー地方の中にある、各地区について。
 
ボルドー地方の各地区のひとつ「メドック地区」にて定められた「メドックの格付け」の暗記事項について。
 
ボルドー地方の各地区のひとつ「グラーヴ地区」にて定められた「グラーヴの格付け」の暗記事項について。
 
ボルドー地方の各地区のひとつ「サンテミリオンとその周辺地区」にて定められた「サンテミリオンの格付け」の暗記事項
 
 →「プルミエール・グラン・クリュ・クラッセ 上級A」と
  「プルミエール・グラン・クリュ・クラッセ A以外」。
  その下の「グラン・クリュ・クラッセ」。
  見直しが行われることが特徴的で、2011年までのサンテミリオンの格付けものっている。
  2011年と2012年で違っている場所なんかは把握しておくといいかもしれません。
 
 →また、サンテミリオンには「ポムロール」という地域があります。
  ボルドー地方のサンテミリオン地区の、ポムロールといった感覚でしょうか。
  「ペトリュス」「ル・パン」といった超高名シャトーが点在するポムロール。
  ここも暗記必須かと思います。
 
 
ボルドー地方の各地区のうち「フロンサデ」「コート」
このあたりは前述の「メドック地区」「グラーヴ地区」「サンテミリオン地区」に比べると重要度は低めかもしれませんが主要なA.O.C.は押さえておきましょう。
フロンサックとか見かけやすいA.O.C.もあるので…
コート地区はついに「甘辛」の記憶が始まります。
これが…大変かと思います。
ただ、覚えた方がいいところかと思います。
理由としては「ある程度シンプルな問題を回答できることで合格の6割は点数を取ることができる」かと思うのですが、
そこからさらに合格ラインへ達していくためには、このあたりを覚えていかなければならない…というのがあるかなと思います。
脅かすわけではありませんがこのあとロワールのあたりに入るとワインのタイプはさらにややこしいです。甘口、辛口、半甘口など細かく分かれていきます。
 
 
が、安心してください。
 
ぼくには、ソムリエ試験一発合格を果たした具体的な攻略法、ノウハウがあります。
 
「皆さん、頑張って覚えましょう」で思考停止させることはしたくないなとおもっております。
 
 
ぼくはややこしいタイプのA.O.C.は図表化して、A4の紙一枚にまとめて「その紙の配置さえ覚えればややこしいA.O.C.暗記が攻略できる」という形をとったんです。
 
題して「複雑なA.O.C.の覚え方」というかたちの動画。
 
そちらもあらためて、作成させていただきたいと思います。
 
 
…という話は置いといて。
 
とりあえずは現状、フロンサデとコートのA.O.C.を覚えていきましょう。まぁタイプを覚えるといってもこのあたりであればコートで5種くらい。
 
しかもうち3つは「辛口」といったスタンダードなタイプなので「辛口・甘口」のふたつのA.O.C.の暗記くらいで対応できるかなと思います。
 
 
 
 
努力は大切ですし石にかじりついてでもという強い気持ちは素晴らしいと思うのですがソムリエ試験って「飲食の現場で働いていること」が受験資格として求められる資格なので、勉強の時間って貴重なんですよね。
 
ぼくも1日12時間休憩なし、休みは週一の日曜日。あとは祝日…という環境だったので、とにかく学習効率には気を配りました。
 
早くお伝えできるよう、頑張って動画を撮ったりブログを書いたりしますね。
(ちなみに言うまでもないですけど無料ですので心配しないでください)
 

あとはアントゥル・ドゥ・メールとソーテルヌ&バルサック。
 
アントゥル・ドゥ・メールもタイプがややこしいのですが、ここは押さえておいた方が得点につながるかなと思います。
 
そしてソーテルヌ&バルサック。ここは「ソーテルヌ&バルサックの格付け」というのが出てまいりますので、覚えていきましょう。
 
プルミエクリュシュペリエールは、ひとつだけ。かの高名な極甘口の最高峰シャトー・ディケム。
 
続いて11のプルミエクリュ。
コミューンも併せて覚えましょう。
 
ドゥジェムクリュが15あるのですが、正直ここはいいかな…とも思います。
なぜなら選択肢でドゥジェムクリュが入ってきた場合、「あぁソーテルヌ関係で知らない名前が来たな、じゃあこれはドゥジェムクリュということで除外だな」と消去法がとれるためですね。
 
さぁ、ボルドーに入って少しずつ複雑さを増してきましたが一番大切なのは「ワインを嫌いにならないこと」
 
 
ぜひ楽しみながら勉強、頑張ってくださいね。