ソムリエテイスティング(30)〜youtubeに「グラーヴの格付け」暗記動画をあげたので、実際にグラーヴ飲んでみた〜
ソムリエのyosukeです。
週末は、フランスのボルドー「グラーヴ」の赤とチリのサンタヘレナ「アルパカ」の赤の比較試飲を致しました。
グラーヴといえば…
フランスのメドックと並んでボルドーを代表する地域のひとつ。ソムリエ試験でも、グラーヴの有名なシャトー「グラーヴの格付け」は出題項目で暗記のする必要のある項目です。
↓暗記用の音声動画も作りました。youtubeで無料公開しております↓
☆
【2018】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策 聞き流し音声教材「グラーヴの格付け」を暗記しよう。
https://m.youtube.com/watch?v=WxC2rmeSgEg
☆
chateau BOURDILLOT
seduclion
A.O.C. graves
シャトー・ボーディヨ
セディクション
A.O.C. グラーヴ
セディクション。
意味は「誘惑」。
異性と飲みに行った先でこんなワインをチョイスされたら、なんだか裏の意味を勘ぐってどきどきしちゃいそうですねw
それではテイスティング!
やや褐色がかった深めのルビー色。
柔らかなグラデーションが綺麗。
香りはカシスとスパイス、土、キノコ…ミント系ハーブ…控えめなブラックベリー、ストロベリー。親しみやすいというよりは固く気難しく、はっきりした主張のイメージですかね。
口当たりにはパキッとした縦の酸があり、口の中でほどけるアルコール感を熱く感じます。最も主張するのはスパイシーさとハーブ香。
少々とっつきにくい感じもありましたが、時間をかけて味わうと滑らかなヴァニラ感やバターのような柔らかい口当たりも生まれ、逆にアルコールのらむせるような香りは徐々に穏やかに。
すき焼きをやっていたのですが、よく合いましたー!
度数は13.5%と予想しましたが正解は13.0%
メドックに比べて、同様に重さはあるけど柔らかで爽やかって感じがあるかもしれませんね。爽やかさはハーブのニュアンスに由来するものか…カベルネソーヴィニヨンが土壌の関係でこんなニュアンスになるのかな?
ちなみにA.O.C.graves。
この名称に認められているワインのタイプは、辛口の赤と白。
赤の品種といたしましてはメルロー、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフランあたりが軸となります。
今日のものは2014年ヴィンテージで5年熟成なのですがもっともっと熟成させても美味しそうでしたね!