パパの読書感想文(29)〜打たれ強い心の作り方 田中ウルヴェ京〜
珍しいお名前の田中ウルヴェ京さん。
うーん、珍しいお名前。
著者略歴をみてみると、1988年にシンクロ・デュエットで銅メダルを獲得されたスポーツ選手とのこと。
国際結婚されたんですね。
正直な気持ちとして、最初に「スポーツ選手の書いた本かぁ…なんだかなぁ」という先入観があったのがありましたすみません。読了後に思い返してみれば「スポーツ選手だからこそ、独自の打たれ強い心の作り方メソッドを知っているんだなぁ」と思いましたが。
それにしてもこの田中ウルヴェ京さん。
メダル獲得後もまたすごい!
渡米し、大学にて博士課程を修了。
認知行動療法、スポーツカウンセリング、パフォーマンスエンハンスメント、アスレティックリタイヤメントを学び、講師トレーナーを経て起業。著者多数。
うーん…すごい!
パフォーマンスエンハンスメントとかアスレティックリタイヤメントとかなんのこっちゃわからんけどただものではない雰囲気。
茶々入れてすみません。本当にこういったセカンドキャリアを充実させている人って本当にすごいと思います。なんか心強いです。自身の能力を多角的に発揮できているというか。
「行動意味づけ力を鍛える」「自己内省力と自己客観力を持つ」など、普通に行動心理の本として読み応えがあり、面白いです。
アスリートの人が書く文章ってもっとこうメンタルとか根性、やる気に終始するかと思ってたのですがかなりエビデンスがしっかりしてるんですよね。
前述しましたが、かつてメダルを獲ったアスリートが語る言葉だからこそ、言葉に説得力が出ます。
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など、今の今からできる「打たれ強い心のつくり方」も独自の目線で提示されておりますよ。
打たれ強い心を作らねば…(使命感)