ソムリエテイスティング(28)サンテステフ
クリスマスイブ。
ワイン、飲まれておりますか?
私見ですが日本で一番ワイン飲まれる夜じゃないんでしょうか。たぶん、最近のボジョレヌーボー解禁日とかより今夜の方がたくさん飲まれますよね。どうなんだろ、調べてみようかな。
ちなまにぼくは今夜は、フランスのボルドー、メドックの北部に位置する「サンテステフ」という村のワインにしました。
シャトー・ヴュー・クートラン
Chateau Vieux Coutelin
Saint Estephe
クリュ・ブルジョワ
CRU BOURGEOIS
2013
ぼくがソムリエ試験を受験するときに妻がこの村の名前をずっと「さんてくてく。てくてくてくてく。」って言っていたのを思い出しまして、いっしょにてくてくを飲もうかなーと。
ちなみに、このクリュ・ブルジョワという表示は…
サンテステフのある「メドック」という地域には「メドックの格付け」という有名なランキングがあり、61のシャトーが1級〜5級にランク分けされております。
クリュブルジョワは、その5級のひとつ下ってことですね。
…とはいえ、フランスボルドーにおいてのクリュブルジョワ。この地域の一般シャトー以上のお墨付きなので、その実力は推して知るべしですよー!
ちなみに今夜。メインのチキンが燻製ということでそこまで濃厚すぎるものでもなかったので、ニューワールドよりもフランス、ヴィンテージ2013。いい感じにこなれてきてるフランスワインいいんじゃないかなーと思い、選びました!
結果めっちゃよかったです!
そんなわけでテイスティング。
色調は濃いルビー色。グラスの底が見えない。やや茶色みかがったエッジに熟成しはじめている感を感じますね。
カシスとベリー、そして何よりヴァニラ。ヴァニラ香がほのかで上品。こういうのってフランスぽくていいなぁと思います!
口当たりは、香りのボリュームに比べてだいぶ素直。ハーブが中心で滑らか。ちょっと水気あるかなと思いましたが、抜栓から1時間もすると角が取れてまろやかで滑らかといった感じに。2013ヴィンテージなので5年くらい待っての抜栓だとこんな感じかなー、という想定内な美味しさって感じでした。
美味しかったですー!
ちょっと香りに比べてボディが弱い感じもしなくもないですが、総じてバランスがいい。
そして開きかたがなかなか優雅。2時間後くらいにはハーブ香のきつさがかなり和らいで、カラメルや薔薇、スミレの花のようなニュアンス。
度数は13%かなと思いましたが12.5%で、おしくも当たらず。度数当て簡単そうで難しいなぁ。
とはいえかなり楽しめました!
ある程度熟成したワインは飲み進めていく過程で表情が変化するから面白いです。
セパージュは、
カベルネ・ソーヴィニヨン65%
メルロー30%
プティブェルド5%
とのこと。
まあそんなかんじでしょう!メルローらしきまろやかな果実味は確かにあった気がします。
プティブェルドは絶対わかんなかったけど…
ワインやっぱ楽しいな。
来年はもっとワイン情報をアップしよう…!