【ワインラジオ005】-聞き流しワイン知識-シャンパーニュとスパークリングワインの違いは、品種・産地・醸造法である話と、ドンペリのピンクがとっても高い理由について。
こんばんは。
ソムリエのYosukeです。
本日は「きちんと説明できますか?シャンパーニュ、シャンパン、
【ワインラジオ 005】
さぁ。いかがでしょうか。
「なんとなくわかるけど…」という人もいれば「余裕だよ、
バーやレストランで「シャンパンください」とお願いした時に
「すみません、お店でシャンパーニュおいてなくて…
本日はそこを解説していこうと思います。
これはもう、10秒で説明できるんですよね。
結論から言って「シャンパーニュ(シャンパン)」
1・指定された品種と
2・決められた醸造方法をもって
3・フランスのシャンパーニュ地方で造られたワイン
のことです。
すなわち、それ以外の世の中の発泡性ワインは「
はい。
そういうことなんですね。
「シャンパン」「シャンペン」「シャンパーニュ」と、
どれも間違いではありません。
最も正式なのは、やはり「シャンパーニュ」。
日本ではワインを「シャンパン」と呼び、地方を「
シャンパーニュの歴史にちょっと触れますと、
あれ?っていう。「フランスのシャンパーニュ地方のものしか…」
シャンパーニュで造られたワインを樽買いしたのがイギリスで、
そして極寒のシャンパーニュから温暖な気候となったイギリスの地
シャンパーニュ地方っていうのは本当に、寒いんですよね。
そして、寒いと、葡萄の「酸度」が上がる傾向にあります。
葡萄も果物なので、寒いと酸味が引き立ち、
日本でも、
逆に南の宮崎県では、甘いマンゴーなんかが栽培されております。
ワインに当てはめてみても、
白ワインで有名な「シャブリ」…
逆にアルゼンチンのワインなんかはとてもふくよかでフルーティ。
まぁシャブリとアルゼンチンだとつかわれる品種の違いも味わいに
少なくともシャンパーニュの発泡性ワインの誕生にとってはこの極
この「尖りすぎた酸味」
さらに「春になると生まれてくる泡」
それらはかつてどちらかというとネガティブにとらえれておりまし
なんとかならないものかと考えていた一人の人物がいました。
そして、
オーヴィレーヌ修道院のセラリウス(酒庫係…
そう、
ドンペリニヨン氏は1638年の生まれでして、
いかんせん、300~400年くらい昔の話なので。
彼のなしたことで外せないのがアサンブラージュ(
ワイン業界ではワインのブレンドの事をさす言葉です。
シャンパーニュって、
よいものや、
シャンパーニュは前述したように寒いんですよね。
それを解決すべくドンペリニヨンが生み出したのがアッサンブラー
エリア別、品種別、
それも、過去何年も前の貯蔵していたものを使います。
これによりヴィンテージにより味わいに開きがでないよう、
あと面白いのが、昔はネガティブ要素だった「発泡性」「酸味」。
ドンペリニヨンが「泡」に対してとったスタンスが「
「私はいま、星を飲んでいる!」
そしてもうひとつの要素「酸味」。これもまた、
好みはありますが傾向として、
お店で接客していてもそう感じることはすごく多かったですね。
また、さらに言えば最近はシャンパーニュ・
・ブリュット・ナチュール
・パ・ドゼ
・ドサージュ・ゼロ
あたりが注目され始めておりまして、
ドサージュっていうのは、
ところでこのドンペリニヨン、
その中でもより高い価格が設定されているドンペリニヨンのロゼ。
どうしてこのドンペリピンクがドンペリ白より高価なのかというと
ひとつは「ロゼだから」すなわち、
その黒葡萄とのアッサンブラージュによるひと手間がかかるため。
ふたつめが「そのために使われている黒葡萄がピノ・
なのです。ピノノワール…「世界で最も高貴な品種」ともいわれ、
そしてドンペリピンクはアッサンブラージュ(ブレンドですね)
そのためにかかる手間と技術、管理のための費用がかかるため。
みっつめが「熟成期間の違い」。ドンペリの白は、
結構先ですよね。
対してドンペリピンクの熟成期間は、14年。
なかなか先ですけれどその熟成期間分がコストとしてかかっている
ただそれにしても、高いですよね。
多分にブランド化されているというか、
さて。
本日はスパークリングワインとシャンパーニュの違い。
そこに絡めましてシャンパーニュの神様ことドンペリニヨンのエピ
シャンパーニュはやっぱり他に類を見ない、
なので結構紹介したいエピソードがありますね。
たとえば1811年のヴィンテージは「彗星ヴィンテージ」
シャンパーニュ地方を通過した彗星のおかげで大豊作となったとい
それを記念したすばらしいヴィンテージとして「
あとはブランドブラン「白からの白」
あとはシャンパーニュの醸造法とか…
よろしければまた、お話しさせていただければと思います。
それでは。
ソムリエのYosukeでした。
ありがとうございました。
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