パパ30年ぶりの読書感想文(9)~自分の才能の見つけ方 本田健~
才能については、最近ずっと考えています。
自分の才能ってのはなんなのか。
そもそもそんなものあるのか。
これかもしれない!
と思ったかとおもえば
いやいやこんなの誰でもできるだろう…
と思い悩んだり。
そこで読んでみた一冊。
この本によれば、ひとつヒントとして
【自分は当然のようにできているし、それが特別なものとも思っていないにもかかわらず、人から「〇〇ができるなんてすごいですね」という言葉をかけてもらえること】
というのが、ひとつの「才能の見つけかた」としてあるらしいです。
ぼくはわりかし仕事で接客をしたり、人とお話ししたりが好きなのですが、このあいだ同僚から「お客さんとお話しできるの、すごいですよね…」と褒めてもらえたんですよ。
思わず「へ?」みたいな反応をしてしまいましたが、もしや会話や接客の才能があったのかもしれません!笑
ところで、才能を生かすというのは自身にとって大切なことには違いありませんが、世界と社会にとっても大切なものだと考えております。
もっと言うのであれば
「才能を生かさないのは、社会に対する損失です!」みたいな!
ぼくでいうのであれば、ソムリエという仕事を通して得たワインに対する情熱や、感動。週末に抜栓するワインを選ぶときのワクワク感。
この感覚をもっとみんなに広めたい。
この気持ちに、なにかしら別の才能をかけあわせることができれば、全く新しいものが作り出せそうな感覚もあります。
そんな予感を抱きつつも一歩を踏み出すことができずにいるってことは、世の中で待ってくれている人たちを、ずっと待たせ続けてしまうことになると思うんですよ。
あなたの才能はなんでしょうか。
やってみたいことや好きなこと、ありますでしょうか。
それが形となって出てくることを待っている人は多いはずです。
もしも「自分には特別な才能なんてないから…」とお思いの方は、本書を手に、あらためて自分の才能を探しに行ってみてはいかがでしょう。
ソムリエがテイスティングしてみた(22)〜妻から出題されたワインが、まいばすけっとの400円のワインだった〜
妻がワイン買ってきてくれました。ので、ブラインドテイスティングしてみました。
味や香り、ニュアンスなどなど滔々と語っております。まいばすけっとで400円くらいで買えるものとも知らずに…。
COSTANERA
CHILE
CHARDONNAY
2017
コスタネラ
チリ
2017
外観はかなり淡めのレモンイエロー。ディスクは薄く、グラス内部を伝うワインの涙もスムーズに落ちる。熟成感は浅く、若く、クリアな印象。
香りはパイナップルや黄桃といった酸の穏やかなフルーツのイメージ。全体にフレーバーはやさしめ。
口当たりはまろやかで瑞々しく親しみやすい。柿やハーブのようなひねりのある味わい。フィニッシュは短く、パイナップルのような果実味を短く残しながら消えていく。
これ本当にわからなかったんですよね…
言葉にすると
「瑞々しい」
「薄い」
「やさしい」
といった感じになるのですが、なんか決め手がない感じです。逆に言うと、お料理を選ばず合わせやすいような感じもあります。
うーん。
第一印象から似た雰囲気のワインを思い出してみると…
なんですよね…
そして実際最初は妻に「アルザスのピノグリ」と回答してハズレでした。
ヴィンテージや作り手によって価格はまちまちでしょうが、だいたい1000~2000円くらいで購入できるイメージです。
しかし単になにもない1日のテーブルワイン。
考えてみたら、妻はもっと安いワインを選ぶだろうから…
と考えてからの2回目の回答で
「チリのシャルドネ」かな!
という感じで正解することができました。
妻からは「そういう答え方ずるいよー」と言われました…笑
が、様々な情報を総動員してワインの本質を見極めることができるのが、ソムリエのソムリエたる所以なのです。笑
しかしまさか、まいばすけっとの400円ワインとは。
酸が穏やかで飲みやすかったですね。
最近のバリューワイン、侮りがたしです。
ワインは本当に日々の生活に根付いてきたんだなぁ。
今夜はパパがコックさん(44)〜現時点最強のミートソーススパゲティ〜
妻から「これはお店の味だわ」
子供も「いつもこのごはんがいいー」
と、超好評のミートソース。
大量に作って冷凍もできますし、スパゲティじゃなくてもミートドリアとか、あと揚げ出し豆腐に乗せてみたりとか、なにかと使えますよー
ポイントはふたつ
・鶏モモ肉をフードプロセッサーで回して、アトランダムな食感の鶏ひき肉をつくる
・バターとお砂糖でコク出しをする
どちらかだけでも、だいぶ本格的なお味に!
フードプロセッサーつかうのめんどいよ…
という方!
その後の玉ねぎやにんじんのみじん切りもフードプロセッサーでいけるので、逆に楽ですよ!
ご利用のフードプロセッサーの形状にもよりますが、洗い物もフードプロセッサーさえ洗えばある程度片づくので意外と取り回しやすいです。
鶏モモ肉…1枚
玉ねぎ…1/2個(小さなものなら1個)
人参…1/2本
しょうが…1かけ
(他、お好みのお野菜)
ホールトマト…1缶
ローリエ…1枚
バター…大さじ1杯
コンソメ…キューブ3個〜4個
砂糖…小さじ2杯
パスタの茹で汁…適量(1カップ程度)
塩コショウ…適量
☆現時点最強のミートソーススパゲティ☆
①
鶏モモ肉の皮と余分な油を外し、適当な大きさにカットしてフードプロセッサーで回してひき肉にする。
あまり回し過ぎず、ゴロッとした塊感が残るくらいで止めておくのがポイントです。
②
玉ねぎ、にんじん、しょうがもみじん切りに。①のフードプロセッサーを使い回すと楽です。
冷蔵庫に余っている野菜の端切れも適当に入れることが多いです。茄子、ピーマン、ズッキーニなどなど。美味しかったのはレンコンとか食感の引き立つものですね。
③
鍋にたっぷりのお湯を沸かしてパスタを茹でる。
今回の写真みたいなミートソースを上に乗っけるクラシックな喫茶店みたいなスタイルの場合、パスタの麺自体にもやや強めに塩味を入れておいた方が味なじみがいいような気がします。
パスタ2束をたっぷりのお湯で茹でるとして、塩は大さじ一杯くらいでしょうか。
③
油(分量外)を敷いたフライパンに玉ねぎ、にんじんなど野菜を強火で炒め合わせる。鶏ひき肉を加えてさらに炒め、1分ほど炒め合わせたらパスタの茹で汁とホールトマト、ローリエ、コンソメ、砂糖、バターを加えて中火で煮詰めていく。
④
ほどよく煮詰まって水気がとんだら、塩コショウで味を整えます。
⑤
茹で上がったパスタをザルに取り、オリーブオイルを回しかけてなじませ、お皿に盛り付ける。
⑥
ミートソースを乗せてお好みで粉チーズ、パセリグラニュールなどを添える。
完成!
🍷ワインとのマリアージュ🍷
通常トマトの酸が引き立つことが多いミートソースなのですが、砂糖とバターでコクが出ているので比較的重めというか、角の取れた赤ワインなんかがいいのではないでしょうか。
軽めならイタリアのサンジョベーゼ。
ゆったりめならラングドックのメルロー。
スペインで熟成感出始めたボバルなんかもいいかも。
よろしければいろいろお試しくださいませ!
今夜はパパがコックさん(43)〜黒酢蒸し鶏〜
火を一切使わずに洗い物もほぼ出ない。電子レンジだけで作れる超カンタン蒸し鶏!
前日に味入れして置いておいて、食べる前にチンして放置で完成しますよ。
鶏もも肉…1枚
黒酢…大さじ1杯
オイスターソース…大さじ1.5杯
①
鶏モモ肉にフォークでプスプス穴を開けておく。
②
③
①を②につけこむ。1時間程度〜一晩おく。
④
電子レンジで加熱する。
500wで6分程度。
その後10分程度放置する。
完成!
簡単すぎて申し訳ないくらいですね。
🍷ワインとのマリアージュ🍷
黒酢のオリエンタルな酸にはロゼがいいと思います。辛口ロゼ。ロゼといえばプロヴァンスが有名ですが、もっと北のロワールのロゼなんかがいいかと思います。
よろしければお試しくださいね^_^
パパ30年ぶりの読書感想文(8)~絶対に達成する技術 永谷研一~
みんな何かしら目標があるかと思います。それは仕事や人生についてのことだったり、恋愛についてだったりするかと思います。
ぼく自身、最近「これは絶対に達成したい!」という目標がたくさん出てきてしまったんですよ。
よし「目標達成」について学ぼう!
血と汗と涙の根性論も嫌いじゃないですが、そもそも目標と達成ってなんなのか?どんな関係にある二つのものなのか。一度プロの書いた本を読んで本質を理解してみようと思いました。
☆
それにしても「本を読むだけで目標達成できるの?そんな時間があったらやるかなとやった方が良くない?」という意見がありそうに感じます。
ぼくもそう思っておりましたが、こういうノウハウの詰まった本は、なかなかどうして参考になります。
あるカテゴリー(本書においては「目標達成」)において結果を出している人が
時間を割いてペンを走らせモノを書き上げ
出版社や編集者をはじめあまたの関係者と話を練り上げ
お金と手間をかけて一冊の本を仕上げる…
その本が伝えたいことはただひとつ
「絶対に達成する技術」。
そこまでして伝えねばならないことが筆者にあるのであれば、あとはこちらがどう受け取るのか。
学ぶ姿勢をこちらが持ちさえすれば、多くの学びが得られるものがあると思います。
この技術を使って、かれこれ一年以上練習を続けているブレイクダンスの大技「ウィンドミル」を会得してみせるぞー!
☆
ちなみに「著者の提言するNG行動計画」というものがありましたので紹介させていただくと…
①「心がける」のように、頭で考えるだけで行動になっていないもの。
②「徹底する」のように何をするのか曖昧なこと。
③「努力する」のように自分の解釈でぶれるもの。
気を付けよう…
今夜はパパがコックさん(42)〜ヘルシー鶏むね肉の、野菜たっぷりつくねハンバーグ〜
ダイエットと筋トレに最適のメニュー!低カロリー高タンパクの鶏むね肉を、独特のパサつきをおさえて食べやすく。
さらに細かく刻んだお野菜各種を混ぜ込んでヘルシーに。「お肉食べた感」はバッチリなのにもかかわらず、嬉しい低カロリー。
ダイエットレシピを紹介するのは、初ですね。
最近は、基本的に子どもが喜んで食べるものを作ることが多いので。
しかしなぜかこのメニュー、
子供受けいいんですよね…
意外と野菜もとれてヘルシーなので、
もちろん妻も、喜んでおります。
鶏むね肉は安くまとめ買いして、フードプロセッサーでひき肉にしております。こだわりってよりも、安いし手間もそんなかかんないし冷凍もできるので、作っておくと便利で使いやすいって感じです。
まぁせっかく自分で挽いているので、アトランダムな大きさのひき肉を作って食感にギャップを作るようにしております。
別に市販の鶏ひき肉でも大丈夫です!
いい食感に仕上げるための
コツは「火入れ」。
裏技で「衣」。
ですね!
☆ヘルシー鶏むね肉の、野菜たっぷりつくねハンバーグ☆
鶏むねひき肉…200g
にんじん…1/2本
れんこん…1個
キャベツ…1/16玉程度
(A)
卵…1個
塩…小さじ1/2杯
はちみつ…小さじ1杯
サラダ油…小さじ2杯
顆粒和風だし…小さじ1杯
片栗粉…大さじ1杯
小麦粉…大さじ1杯
(B)
オイスターソース…大さじ1杯
黒酢…大さじ1/2杯
マヨネーズ…大さじ1/2杯
①
お野菜をみじん切りに。
ボウルでひき肉としっかりと混ぜます。
②
①のボウルに(A)をあわせて、さらによく混ぜる。
③
小判形に成形したら、サラダ油(分量外・適量)をしいたフライパンで焼いていく。弱中火でゆっくりと。片面5分ずつくらいのイメージですが、焦げないように気をつけながら適宜ひっくり返してください。途中、お酒を入れてフライパンに蓋をして蒸し焼きにするとふっくら仕上がります。
この時一気に強火で焼くと固くなったり、中と外の温度差ができて外は焦げてるのに中は生…みたいになることも。ご注意ください!
☆冒頭の「裏技」
小麦粉:片栗粉=3:7くらいで衣を作ってまぶしてから焼くと、よりしっとりふっくら旨みを閉じ込めて作ることができます。
ただ、衣ぶんカロリーと脂質はアップするので、どちらが良いかはお好みで。
④
焼きあがったらキッチンペーパーをしいたバットに取り、余分な油を切る。
フライパンに(B)の調味料を入れてゴムベラで混ぜてながらつめてソースを作る。
⑤
盛り付けたらソースをかけて炒りごまを添える。
完成ー!
ソースは今回はオイスターと黒酢で作りましたが、お好みでなんでも。赤ワインソースもいいし、おろし醤油、おろしポン酢…デミも良いですね!
🍷ワインとのマリアージュ🍷
ソースにもよるんですが、どちらかといえばさっぱりとしたお肉料理ですのであまり濃厚な赤よりはミディアムで。クセの少ないものでお料理の味わいを邪魔しにくい、レンジの広いものが良いかと。
品種ならメルローかな。
イタリアのプリミティーボなんかもいいかも。
レンコンに合わせて、日本ワインなんてのもいいかもしれませんね。
よろしければお試しくださいませ^_^
今夜はパパがコックさん(41)〜パリパリ鶏皮チップス〜
うちでは鶏肉をよく使います。
なので必然的に鶏皮がたくさんでます。
胸、モモどちらにしても皮つきのまま調理することも多いのですが、身から剥がしてあまった鶏皮は冷凍しております。
冷凍の皮がある程度まとまった数になったら作るメニュー、最近もっぱらこちらです。
超カンタン!
写真で鶏むね肉6枚分の鶏皮です。
あまり一気に量は作れないのですが、子どもには好評です。特に出来たてが喜んでもらえますね!
〜パリパリ鶏皮チップス〜
鶏皮…好きなだけ
塩コショウ…適量
①
鶏皮をひと口大にカットし、塩コショウをまぶす。(冷凍されている場合は完全解凍しておく)
②
火のついていないフライパンに油を敷かずに鶏皮を並べ、強火で加熱。
③
出てくる油をキッチンペーパーで拭き取りながら、木ベラで押しつけ気味に焼いていく。ときどき裏返して両面に焦げ目をつけながらカリカリになるまで火を入れる。
フライパンをあおって炒めるよりは、じっくり揚げ焼きイメージです。
④
キッチンペーパーをしいたバットにとり、油が軽く切る。
完成です!
あまりにも簡単ですね。
レシピあげるほどでもないくらいのレベルで申し訳ないくらいです…
「こういうの作ったことがあるけど、思ったようにパリパリした食感にならないんだよね」という方はおそらく油が多いんだと思います。
油が多い方がカリッとするイメージがあるのですが、実はその逆。最初の油は敷かず、また、鶏皮から出てくる油も適宜拭き取ってください。
余談ですがこの油は「鶏油(チーユ)」という良質な旨味のある油なので、ぼくはちいさな器にとっておくようにしております。これで炒め物や焼き物をやると、またワンランク美味しくなりますよ!
🍷ワインとのマリアージュ🍷
ブラックペッパーがアクセントになっているので、スパイシーな個性をもつ「シラー」を使ったワインがいいでしょうね。
シラーといっても最近いろいろなパターンの作りがあるのですが、今日のレシピのようにシンプルな料理には、シンプルに作られたシラーがいいのではないかと思います。
樽がきいておらず、
アッサンブラージュ(他品種とのブランド)ではなく、
熟成感よりもフレッシュな早飲みタイプのもの。
ローヌの若いシラーなんかが良さそうな気がしますね。ローヌだと他品種がブランドされていることも多くはなりますが、それでもまあ悪くないんじゃないかな。
あとは、シンプルなチリのカベルネ・ソーヴィニヨンとかも良さそうかもしれませんね!
よろしければお好みでお試しくださいね。